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(なにこれ……殺し合い?) 四国の妖怪が通う高校『魍魎分校"死国校"』。そこの生徒である飴宮初夏は、風貌こそ人間と大差ないものの、れっきとした妖怪『舐女』である。彼女は現在、ひたすらに困惑していた。 少し前にも野襖によって変な催しが開かれたことはあったけど、今回はどの妖怪の仕業かも分からない。だから妖怪の知識をもっている初夏でも、具体的な対処法が浮かんでこない。 (……みんなも巻き込まれているの?) じわじわと不安が襲ってくる。これまで出会ったタチの悪い妖怪はせいぜいヤマヒコくらいで、殺し合いを強要されることなんて一度も無かった。安心したくて、きょろきょろと知っている人(or 妖怪)を探し回る。 「お嬢さん、探しものですか?」 そうこうしていると、声をかけられた。インド式のターバンと青い和服という、和洋折衷の衣装に身を包んだ男だった。 (こ、この人……私の個人情報を探っている!?) 不審者地味ており、さらには殺し合いを命じられた場における他者との接触。本来はもっと怖がる箇所があるのだろうが、初夏が最も恐ろしいのは自分のことを探られることだった。開口一番、言い放つ。 「ひみつ。」 取り付く島もないその様子に、害意の無い者ならすごすごと立ち去る場面。しかし男は、それを聞いて悪戯にニヤリと笑う。 「ほう……それは"私にチャレンジ"ということでよろしいですね?」 「えっ……意味わかんない……」 「貴方の探し人、この私が当ててみせましょう。」 「……ほんと?」 その言葉を聞いて反応する初夏。人探しをしていたことはバレバレであり、その情報管理は飴のように甘い。 ㅤここにみんながいるのかどうかも分からないけれど、居場所が分からないというのはやはり不安だ。男がみんなの居場所を知っているのか半信半疑ではあるが、手がかりが他にない以上頼るしかなかった。 「じゃあ、お願い。」 「それでは、探している人のことを心に思い浮かべてみてください。誰か一人でお願いしますよ。」 「一人……一人……」 ほわほわほわっと考える吹き出しが初夏から浮かび上がっていき、その中央に一人の男の子の顔が浮かぶ。魍魎分校に引っ越してきた男の子、渡海隼人。真っ先に浮かんできたのはあの人しかおらず、同時に頬が紅潮を見せる。 「男性?」 「!?」 心の中を見透かされたように驚きつつ、コクコクと頷く初夏。 「髪は黒い?」 すると、よく分からない質問が飛んできた。再び首を縦に振る。 「好きな女性がいる?」 「すきっ……!?ㅤひっ……ひみつ!!」 「……ふむ、"わからない"と。」 その後も、矢継ぎ早に色々と質問され続けた。なんの意味があるのかは不明だが、時に答え、時にひみつにし、そうこうしている内にすべての問答が終わった。 「分かりました。あなたの探している人が。」 そして質問者の男――アキネーターはコホンと咳をして告げる。 ID YX/MVJQE0 返信 108 言わないけどね ◆2zEnKfaCDc sage 2020/08/07(金) 22 47 47 「――『西片』……ですね?」 「違いますけど……」 初夏が交えた幾つかの「ひみつ」がその精度を落としてしまったようで、アキネーターの答えは微妙にズレた着地点に留まった。 「……ブラボー。あなたには負けたよ。」 「は、はぁ……。ちなみに私が探してるのは渡海くんっていう人間の男の子です。」 本当にこの人に任せて大丈夫だろうか。さっそく半信半疑だったのが疑に寄っていったが、とりあえず探し人の名前を伝えてみる。 「分かりました。」 「……」 「……」 「…………え?ㅤそれだけ?」 「はい。」 「探してくれるんじゃないの?」 「当てるだけですよ?」 そして、アキネーターはそのまま去っていった。 「何しに来たの……!?」 【飴宮初夏@こじらせ百鬼ドマイナー】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品×3 [思考・状況]基本行動方針:ひみつ 1:みんなを探さなきゃ…… 2:アキネーターは変質者ね。 [備考]44話以降からの参戦です。 【アキネーター@Akinator】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品×3 [思考・状況]基本行動方針:チャレンジャーを探す。 [備考]全参加者についての『知識』があります。 アキネーターの去った後の初夏の方に向けて、一人の男が足音を殺し、こっそりと忍び寄っていく。 「何か……誰かに呼ばれた気が……」 偶然近くに居たようです。 【西片@からかい上手の高木さん】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品×3 [思考・状況]基本行動方針:??? このSSが面白かったなら……\ポチッと/ コメントはご自由にお使いください 名前 コメント すべてのコメントを見る
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姫子「さて、じゃあ作戦会議だね」 キミ子「どうアプローチすればいいんだろう」 姫子「やっぱりデートとかじゃない?」 キミ子「うーん」 キミ子「私唯とあんまり話したことないんだよね」 姫子「確かに」 キミ子「どう話しかければいいんだろう」 姫子「唯って誰に対しても懐きやすいって言うか」 姫子「なんて話しかけても優しく接してくれるよ」 キミ子「うん」 キミ子「・・・そんなところが好き」 姫子「はいはい」 姫子「でも一筋縄じゃいかないよ」 キミ子「分かってる」 姫子「女の子同士って色んな障害がありそうだし」 キミ子「分かってる」 姫子「まず唯には女の子同士の恋愛を理解してもらわないと」 キミ子「ふんふん」 姫子「当然唯は現段階ではそんなの分かんないと思う」 キミ子「まあ確かに」 姫子「けいおん部とか和と特に仲良いみたいだけど」 姫子「それはあくまで友達として好きって事だよね」 キミ子「うん」 姫子「いくら仲良くなってもそれじゃ意味無い」 姫子「だからファーストコンタクトが大事だよ」 キミ子「つまりどういうこと?」 姫子「最初の一手が重要だって事」 姫子「その一手で友達として仲良くなっていくか」 姫子「友達としてじゃない、いつもとちょっと違うって思わせるか」 キミ子「?」 姫子「いつもと違えば、友達として以外に何か感情が芽生えるかも知れないでしょ」 姫子「その感情を恋に向かわせるんだよ」 キミ子「なるほど」 姫子「何かしないと女の子の事を恋愛対象としてなんて見ないからね」 キミ子「具体的には?」 姫子「それはちょっと分かんないけど」 キミ子「なにそれ」 姫子「とにかくインパクトだよ」 キミ子「インパクト・・・」 姫子「けいおん部のみんなとか和とは違う事をしてみたらいいんだよ」 キミ子「ふうん」 姫子「頑張ってね」 キミ子「やってみる」 姫子「そう言えばキミ子ってコーヒーブラックで飲むんだね」 キミ子「うん」 姫子「私は無理だな、苦くて」 キミ子「見かけによらずお子様だね」 姫子「そうだよー」 キミ子「純潔守ってるしね」 姫子「そ、それはもう忘れてよ!」 キミ子「ふふ、絶対忘れない」 姫子「キミ子もそうなのに・・・」 キミ子「私は誇りに思ってるもん」 ――― 姫子「それじゃまたね」 キミ子「うん、またね」 姫子(なんだかんだで楽しかったな) キミ子(インパクト、インパクト) その夜 キミ子「インパクトかあ」 キミ子「どうすればいいのかな」 キミ子「姫子ももうちょっと考えてよ」 キミ子「まったく」 学校 姫子「いい作戦思いついた?」 キミ子「全然」 姫子「うーん」 キミ子「・・・」 姫子「じゃあいきなり抱きついてみようか」 キミ子「えっ」 姫子「インパクト!」 キミ子「変態だよただの」 姫子「いいからいいから」 姫子「唯、ちょっといい?」 唯「なあに?」 姫子「ちょっとこっち来て」 唯「うん!」 キミ子(どうするんだろう) 姫子(キミ子も来て!) キミ子(来て、って言ってるのかな?)トコトコ 唯(なんだろう) 唯「なあに姫子ちゃん、あとキミ子ちゃん」 姫子「キミ子が話あるんだってさ」 唯「え?キミ子ちゃんが?」 キミ子「う、うん」 唯「なになに~?」 キミ子(うわ、近い)カアアア 姫子(顔赤っ) キミ子「えーっと」 唯「うん!」 姫子(抱きついちゃえ!) キミ子「ゆ、唯!」ガバッ 唯「わっ」 キミ子(どうしよ、抱きついちゃった) 姫子(よし!これで唯も・・・) 唯「抱きつかれちゃったよ~」ギュウ キミ子(唯も抱きついてきた!) 姫子(ぐっ、さすが唯!) 唯「えへへ~」ギュウ キミ子(どうするの!?)ギュウ 姫子(えっと、どうしよ) 唯「キミ子ちゃんいい匂いだね~」ギュウ キミ子(うう)カアアア 姫子(唯手ごわ過ぎ!) キミ子「えっと、唯?」 唯「ん?」 キミ子「あ、あの今度の休み暇?」 唯「うん、多分」 姫子(お、いった) キミ子「どっか遊びに行かない?」 唯「いいよ!」 姫子(おお!) 唯「姫子ちゃんも?」 姫子「ああ、私は用事があるから無理なの」 キミ子(ナイス姫子!) 唯「他には誰か行くの?」 キミ子「ふふふ、二人で行かない?」 唯「いいよ!」 姫子(よしっ) キミ子(やった!) 唯「初めてだね、一緒に出かけるの」 キミ子「うん・・・嫌だった?」 唯「全然!なんか嬉しいな!」 キミ子「よかった・・・」 姫子(良かった良かった) 唯「じゃあ連絡先交換しよ~」 キミ子「う、うん」 唯「それじゃ決まったら教えてね」 キミ子「うん」 唯「じゃあ私は戻るね~」 キミ子「・・・」 姫子「やったじゃん」 キミ子「・・・うん」 姫子「どうしたの?」 キミ子「インパクト足りなかったよね?」 姫子「・・・」 キミ子「このままだと友達として・・・」 姫子「ここからが本番だって」 キミ子「そうだといいけど」 ――― 律「お、唯どこ行ってたんだ?」 唯「姫子ちゃんとキミ子ちゃんのとこだよ」 澪「なんか珍しい組み合わせだな」 紬(まあ、やっぱり姫子ちゃんとキミ子ちゃんって・・・)ドキドキ 唯「いいでしょ!」 律「いや何がいいんだ」 澪「でもちょっと楽しそう」 唯「えへへ」 夜 キミ子「唯になんて連絡しよう」 キミ子「とりあえず姫子に電話しよっかな」ピピピ 姫子『はい』 キミ子「唯になんて言えばいいのかな?」 姫子『普通でいいと思うけど』 キミ子「普通じゃ友達になっちゃうよ」 姫子『そっか』 姫子『とりあえずデートの日時だけ伝えなよ』 キミ子「唯はデートだって思ってくれてるのかな」 姫子『大丈夫だって、そのうち恋が芽生えるよ』 キミ子「・・・めんどくさくて早く電話終わらせようとしてるでしょ」 姫子『・・・そんな事ないよ』 キミ子「ほんと?」 姫子『ただ、今深夜2:00なんだって事は分かってほしいな』 キミ子「うん」 姫子『今唯に電話とかしちゃダメだからね』 キミ子「当然でしょ」 姫子『・・・』 学校 姫子「どうなったの?」 キミ子「とりあえず日曜日に一緒に買い物に行くことになったよ」 姫子「良かったね」 キミ子「うん、それで練習したいから一緒に来て」 姫子「練習?」 キミ子「ぶっつけ本番は怖いから」 キミ子「姫子で練習させてよ」 姫子「ええ~」 キミ子「協力してくれるんでしょ?」 姫子「そうだけど」 キミ子「じゃあ決まりだね」 姫子「強引だね」 キミ子「まあね」 姫子「その強引さを唯の時も発揮すればいい感じなのに」 キミ子「そんなことしたら嫌われちゃうかも」 姫子「私には嫌われてもいいの?」 キミ子「え」 キミ子「・・・」 姫子「冗談だよ」 キミ子「・・・うん」 姫子「ごめんごめん」 姫子「え、えっと練習だっけ?いつにする?」 キミ子「・・・」 姫子「嫌いになんかならないってば、ね?」 キミ子「・・・うん」 姫子「ほら練習するんでしょ?」 キミ子「する」 姫子「じゃあほら、元気出して」 キミ子「今日これから行く」 姫子「今日?」 キミ子「行くよ」 姫子「あ、ちょっと」 商店街 キミ子「今から予定してるデートコース回るから」 姫子「うん」 キミ子「ちゃんと着いてきてね」 姫子「はいはい」 キミ子「いろいろ意見聞くからね」 姫子「うん」 キミ子「じゃあまずは服屋さんから」 姫子「キミ子ちょっと休もうよ」 キミ子「駄目、次は雑貨屋さん」 姫子「も~こんなに連れまわされたら疲れちゃうよ」 姫子「唯もきっと疲れると思うよ?」 キミ子「・・・そうかな?」 姫子「そうだよ、もっと相手の事も考えなきゃ」 キミ子「相手の事」 姫子「唯の事楽しませようとしてるのは分かるけどさ」 姫子「空回りしちゃうこともあるよ」 キミ子「・・・」 姫子「キミ子は唯の事好きだって言ってたけど」 姫子「だったらちゃんと唯の事見て、唯の事考えないと」 キミ子「・・・」 姫子「キミ子は唯を通して自分を見てるんじゃないかな」 キミ子「どういうこと?」 姫子「きっと初めての女の子への恋で、自分の事ばっかり考えちゃってるんだよ」 キミ子「自分の事・・・」 姫子「自分がしてあげたい事を押しつけるんじゃなくて、相手が望む事をしてあげなきゃ」 キミ子「難しいよ」 姫子「私もよく分かんないや、これも何かの受け売りだし」 姫子「誰かと付き合ったこともないし」 キミ子「自分の気持ちがよく分からなくなってきた」 姫子「恋ってそんなもんだよ、きっと」 キミ子「姫子のくせに」 姫子「何さ」 キミ子「・・・一応参考になった」 姫子「そ、お役に立てて嬉しい」 キミ子「まあ今日はそのための練習だしね」 キミ子「予定してたとこ全部回るから」 姫子「ええ~・・・」 キミ子「ほら行くよ」 姫子「はいはい」 そして日曜日 キミ子「どうかなこの服」 姫子「うん、可愛いよ」 キミ子「ドキドキしてきた」 姫子「大丈夫だって、三回も練習しに行ったでしょ」 キミ子「うん」 姫子「ほんと感謝してほしい」 キミ子「してる」 姫子「えっ、あ、そう」 キミ子「じゃあ行ってくるね」 姫子「頑張ってね」 キミ子「うん」 姫子「・・・」 姫子「頑張って、キミ子」 唯「あ、キミ子ちゃん」 キミ子「おはよう、唯」 唯「今日はどこ行くの?」 キミ子「えっとえっと、とりあえず可愛い服置いてる店があるから」 唯「ほんと?それじゃ行こう!」 キミ子「うん」 キミ子(緊張するよ~) キミ子(どうしよ姫子・・・) キミ子(っていないんだった) 服屋 唯「この服可愛いね!」 キミ子「似合うよ唯」 唯「キミ子ちゃんはこれとか似合うよ」 キミ子「ちょっと子供っぽくないかな」 唯「全然!着てみてよ」 キミ子「え~恥ずかしいよ~」 唯「いいからいいから」 雑貨屋 唯「これどうかな?」 キミ子「可愛いよ」 唯「こっちは?」 キミ子「唯に似合う」 唯「これとか!」 キミ子「うんうん」 キミ子(唯に合わせ過ぎかな?どうなんだろう) キミ子(ああ分かんないよ~) 3
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やあ!こんにちは!俺はグルメお兄さん!職業は料理研究家さ! 普段は料理教室を営んでいるよ! で、こっちは俺の飼いゆっくりのれいむ! 「ゆっくりしていってね!」 それと飼いゆっくり2号のありす! 「ちょっとおにいさん!にごうなんていわないでほしいわ!」 彼女(?)達は俺の大切な仕事仲間でもあるのさ! え?「ゆっくりに料理なんて出来るのか」だって? 違う違う!俺は今「ゆっくりの味」を研究してるんだ! 彼女達にはその協力をしてもらってるのさ! 今日はその研究結果を発表させてもらうよ! ~Case.1~ ヒャッハー!海だー! 「ゆわーい!うみだー!」 「ふたりともー!そんなにはしゃぐとあぶないわよー!」 今日はいつもやってる料理教室をお休みにして海に遊びに来たのさ! もちろん彼女達も連れてきてね! と、いうわけで!早速泳ぐぞー! 「れいむはにじゅうごめーとるおよぎきるよ!」 いやいや無理だろ!危ないからちゃんと浮き輪つけてね! 「ふたりとも!うみにはいるまえにちゃんとじゅんびうんどうしなきゃだめよ!」 「ゆゆっ!うっかりわすれてたよ!」 おおそうだったな!イッチニーサンシー… いやー泳いだ泳いだ!疲れたなー! 「れいむもたくさんおよいだよ!」 お前は波にのまれてただけだろが! 「おにいさん!それはいわないおやくそくだよ!」 はいはいそうでしたね!え?なんでれいむが海に入ったのに溶けてないのかって? 「思い込み補正」だよ!ゆっくり察してね! 「ゆうぅ…おくちのなかがしょっぱいよ!ゆっくりできないよ!」 お前海水結構飲んじゃってたからなあ…それにしても腹減ったな… 「ゆゆっ!おにいさん!それなられいむをすこしだけたべてもいいよ!」 お?いいのか?じゃあお言葉に甘えて…プチッ 「ゆあんっ///」 色っぽい声を出すな!まあいい、いただきます! …これは!兵庫県赤穂市、元祖播磨屋の塩饅頭の味だとッ!? なるほど…海水を飲んだから浴びたからかは分からんが、まさか味が変わるとはな… 「あら、ふたりとももうおよぎおわったの?」 おお、ありす、お前は泳がないのか? 「およぐのなんていなかものよ!ありすはここでとかいはにはだをやいていたのよ!」 俺は都内に住んでいるんだが?…確かに結構日焼けしてるな…それにしても美味そうだ… 「…おにいさんったらもう、しかたないわね…すこしだけならたべてもいいわよ…?」 それじゃ遠慮なく…プチッ 「ゆぅんっ…///」 なんで千切られて官能的な声を上げるんだお前らは! まぁいいか、じゃ、いただきまーす これは…黒糖饅頭の味だと…!? たしかに色は似てるが…日焼けしてこうなるとは… それにしても今日は疲れた!そろそろ帰るか! ん?なんか海のほうが騒がしいな… 「ぎゃー!」「助けてくれー!」 うわっ、何故か海にシャチがいる…さっき上がっといてよかった… ~Case.2~ おっ!あれはオオヨシキリだな!よし!写真取っとくか! 「ゆゆ~ん!ゆっくりしたとりさんだね!でもへんなこえだね!」 今日はれいむを連れてバードウォッチングに来てるのさ! ちなみにありすは鳥に対しトラウマがあるので(主にカラスのせいで)お家でお留守番してるのさ! 「おにいさん!あのとりさんはなんていうとりさんなの?」 おお、あれはルリビタキだな!よしシャッターチャンスは逃さないッ! 『ホーホケキョ ホーホケキキョ』 「ゆゆ?おにいさん!このなきごえもとりさんの?」 ああ、これはウグイスだな、どこにいるのかな~ 「ゆ~ん!ゆっくりできるなきごえだね!」 ………… いや、ない、それはないだろ、いくらなんでも… でも…気になる…!すごく気になる…! すまんれいむ!いただきます! プチッ 「ゆふぅ///」 何が「ゆふぅ」だ!舟木兄弟かお前は!いただきます! …おいおい…嘘だろ…なんでウグイスの鳴き声聞いただけで… 中の餡子がうぐいす餡になってるんだよ!! …今日は凄い発見をしてしまった…ちなみにこの後家に帰ってからうぐいす豆を作って食べさせてみたが 餡子には何の変化もなかった…一体どうなっているんだ!? ~Case.3~ 「おにいさん!ここがとかいはなまっさーじやさんなのかしら?」 えーと地図はと…ああ、ここだここ、やっと見つけたわ。 「おにいさんのほうこうおんちにもこまったものね!」 うるせえやい、誰が連れてきてやってると思ってるんだ、全く。 ところで今日はありすを連れて巷で評判のゆっくり専用マッサージに来たのさ! ちなみにれいむはお友達のまりさ(飼いゆっくりだよ!)のところに遊びに行ってるのさ! 「さっそくいくわよ!おにいさん!」 おーおー張り切っちゃって、やれやれだぜ。 「おねえさんがとかいはなまっさーじをしてくれるのね!ゆっくりよろしくね!」 あ、マッサージ師の方ですか、え~っとじゃあAコースでお願いします。 ありす、俺はここで待ってるからマッサージが終わったらきなさい、ゆっくりしてきてね! 「ありがとうおにいさん!ゆっくりしてくるわ!」 ~数十分後~ 「おにいさん!ゆっくりまっさーじしてもらったわ!」 お、終わったか…お~お前綺麗になったな、お肌がツヤツヤだぞ。 「そ、そんなにほめられるとてれるわ!」 いや、本当に綺麗になったよ…美味そうだし。 「そ、そこまでいうのならすこしだけたべてもいいわよ!すこしだけよ!///」 いいのか?それじゃ少しだけ… プチッ 「ゆぅんっ///」 なんか本格的に艶っぽいぞ…では、いただきまーす。 おお、美味い!かなり美味くなってるぞ! でもこの味…この舌触り…どこかで食べたような… あ…!そうだ!これは…! 仙台銘菓 「萩の月」だ!!! なるほど…ありす種はコンディションが最高になると萩の月の味になるのか… また新たな発見をしてしまったな… よし!じゃあ帰るか!ありす! 「ゆふふ♪ありすとってもとかいはになっちゃったわ♪」 おいおい鏡に映った自分に見とれるなよ… 以上が今までの研究結果さ! また新しい発見があったら報告させてもらうよ!またね! おしまい 散歩してたら思いつきました ちなみに今まで書いたもの 『ふたば系ゆっくりいじめ 160 寄生生物とゆっくり』 『ふたば系ゆっくりいじめ 362 ゆっくりおうえんしていってね!!!』
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日向坂で会いましょう #59 見たい!聞きたい!話しタイ! 総集編で尺をヒッパレ(3) 高本に向いた高瀬の毒舌。 四週にわたって放送された総集編の三週目に高瀬が出演。 高本が見せタクナイ映像として「学力テスト」を挙げ、OKBキャラの脱却を宣言した。 「掛け算は九九のリズムじゃなければできる」と豪語する高本だったが、春日が出題した9×6を6×9に入れ替えた上で72と回答し脱落。 「小学5年生ができる問題とかクイズとか結構出来たりしてて」と弁明するも、「本当にできる人はできるって言わないんだよ」と笑顔の高瀬にバッサリと切り捨てられた。 日向坂46の「ひ」 #49 河田陽菜、高瀬愛奈 河田によるジングル。 「どうしたら噛まずに読めるようになるのかなあ」と悩む河田に、「早口で読む練習をすればいいんじゃない?」とアドバイスした高瀬。 さっそく河田が実践した例文は「私の何を知ってるんですか、日向坂46の「ひ」、本当にできる人はできるって言わない、日向坂46の「ひ」」などと、ひなあいでの高瀬の発言をいじったものだった。 それに対し、高瀬も「一緒の何個かアッタゾ」とノリノリだった。
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けつろんからいわないで【登録タグ VOCALOID kuwo tamon v flower け 曲】 作詞:kuwo 作曲:tamon 編曲:tamon 唄:flower 曲紹介 「このまま眠りにつこうか」 tamon氏の5作目。 歌詞は kuwo氏 が、イラストは 三好まを氏 が、動画はtamon氏自身が手掛けている。 歌詞 (PIAPROより転載) 死んでるよ 赤信号みんなで渡れば怖くない そんな言葉信じちゃダメ レディーファースト守って生きて いつから死にたいと、願ったか 目を瞑り、足を出し 飛ばされた、記憶と自身が 川へ行く。 戻らない。 鳴り響くサイレンと、骨の軋む音が 血の溜まり場に入り混じる すごく落ちつく、暖かいな。 このまま眠りにつこうか 死んだって、明日変わらない 泣いたって、昨日戻らない 大凶、発狂、酔狂、哀叫、素っ頓狂 共鳴はしない、嫌だからね 今日のキオクはバーイバイバイバイ 来世はきっとSaviorさ 目を覚ますと、身体が動かない ふと見れば、暦は8月に キャッチャーフライ捕って守って 夢だろうか、見上げれば女性が立っている。 好きな人、好きだった人 私は泣いた、君も泣いた。 不思議な気持ちが、胸に込み上げる 病室に響く、高笑いが フラット音とノイズする 涙の種類は数多く、私の涙は悲し泣き 貴女の涙は・・・嬉し泣き。 泣いて喜ぶ男性は、かつての私の好きな人 消えたって、明日変わらない 泣いたって、昨日戻らない 影響、概況、大教、最強、無布施経 シンクロはしない、死ぬからね 今日のキオクはバーイバイバイバイ 来世はきっとSaviorさ 死んだって、明日変わらない 泣いたって、昨日戻らない 大凶、発狂、酔狂、哀叫、素っ頓狂 共鳴はしない、嫌だからね 今日のキオクはバーイバイバイバイ 来世はきっとdemonさ ゆらりと消える、少年に 問うた解はどうなのか 結局あたしはどうなるの? 死ぬんだよ(笑) コメント 名前 コメント
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澪「肩はこるし、大きいサイズの下着は高いし、デザインも少ないし、 どこに行ってもチラチラ見られてるような視線を感じるし……」 梓「なるほど」 梓「それを私に話してどうするつもりなんですか」 澪「いや、ちょっと小ぶりなだけでアホみたいに気にしてたから……」 梓「気にもなりますよ、そりゃ」 澪「そんなの気にしないで、もう少し胸を張ってさ」 梓「まあ張れる胸がないんですけどね」 澪「梓だってまだ成長期なんだからさ」 梓「でも高校生にもなるともう発育も止まるらしいって……」 澪「唯だって高校入った頃はどっちかっていうと貧乳の部類だったんだぞ」 梓「澪先輩からみたら小さかっただけでは」 澪「いや、今の律と同じくらいだったんだって」 梓「本当ですか?」 澪「だから梓だってまだ可能性があるだろ」 梓「律先輩は可能性がなかったみたいですけど……」 澪「………」 梓「そんなことより机の上に胸を乗せて話すのをやめてもらっていいですか」 澪「なっ……仕方ないだろ!!」 梓「慰めてくれてるのか止めを刺しにきてるのかハッキリしてください」 澪「泣くことないだろ……」 梓「そんな嫌味ったらしい恰好で慰められる身にもなってくださいよ」 澪「貧乳はステータスだとか言ってたじゃないか」 梓「ステータスが低いのが問題なんですよ」 澪「運動するとき邪魔にならないだろ」 梓「運動部じゃないんですけどね」 澪「楽器が演奏しやすいだろ」 梓「ドラムもどうやら胸筋が鍛えられて余分な脂肪がつかないみたいですしね」 澪「ドラムに必要なのは筋力じゃなくて柔軟性だって聞いたけどな」 梓「柔軟性のある筋肉が必要なんですよ、きっと」 澪「その割には柔らかそうじゃないけどな、うちのドラマー」 梓「というか胸が大きいと演奏しづらいものなんですか?」 澪「ストロークする時にちょっと……」 梓「やっぱり体温計とかも胸の間に挟むんですか?」 澪「お前は私を何だと思ってるんだ」 梓「先輩ならやりかねないと思って……」 澪「まだやってない」 梓「やろうとしたんですか」 澪「幼なじみにやらされそうになった」 梓「カチューシャの?」 澪「そいつも胸にコンプレックスがあるやつでさ」 梓「ドラムが得意な?」 澪「そういう幼なじみがいるんだよ」 梓「私の部活の先輩にも似たようなのがいました」 澪「自分の胸でやれって言ったら泣きそうになってたよ」 澪「ちょうど今の梓みたいな顔で」 梓「血も涙も無いんですか」 澪「だって急に体温計を胸元にねじ込まれたら嫌だろ?」 梓「まあ気持ちはわかりますけど」 澪「どっちの?」 梓「2人きりの時はそうやって触りっことかしながらイチャイチャしてるわけですか」 梓「そりゃあ胸も大きく育つでしょうよ!!」 澪「その理屈だと律だけ絶壁なのはおかしいだろ」 梓「たしかに」 澪「そんなことよりさ、梓くらいのサイズなら下着なんか可愛いやつを選び放題だろ?」 梓「小すぎても種類が少ないんですからね?」 澪「なんか詰め込めばいいだろ」 梓「まさに小物入れですね って大きなお世話なんですよ!!」 澪「そういえば梓、前から聞きたかったんだけどさ」 梓「経験人数ですか?」 澪「お前の経験人数を聞いてどうするんだ」 澪「そういう経験のひとつでもあったらもうちょっと何とかなってたはずだろ」 梓「………」 澪「そうじゃなくて、律にもなかなか聞きづらかった事なんだけどさ」 梓「律先輩?」 澪「これは決して見下してるとか馬鹿にしてるとかじゃないんだけど」 梓「なんなんですか」 澪「怒らない?」 梓「たぶん」 澪「お前らってブラつけてる意味あるの?」 梓「ほっといてくださいよ!!」 澪「怒らないって言ったのに……」 梓「言ってませんけど!?」 澪「だって普通はある程度発育してからつける物だしさ」 梓「つけてないと擦れて痛いし、形が崩れるじゃないですか」 澪「擦れるほど揺れないだろ」 梓「あと乳房を支える靭帯が伸びて垂れやすくなるらしいって」 澪「垂れるほどもないのに……」 梓「ブラの中にパットが入ってるからつけてるだけでちょっと盛り上がるんですよ」 澪「気分が?」 梓「胸だよ!!」 梓「じゃあちょっと我々にはない感触を確かめさせてもらいますからね?」 スッ 澪「じゃあって何だよ」 バシッ 梓「さっきの非礼の慰謝料を身体で払ってくださいって言ってるんですよ」 澪「さわるな」 バシッ 梓「本当に肩がこるほど重くなるものなんですか?」 澪「巨乳って言えば聞こえがいいかもしれないけどな、私は脂肪がつきやすいだけで」 澪「おい、さわるな」 バシッ 梓「女性的な体型でいいじゃないですか」 澪「私はスレンダー体型のほうが羨ましいんだけどな」 澪「さわるな」 バシッ 梓「どうせ私は幼児体型ですよ」 澪「見た目のサイズなんていくらでもごまかせるだろ?」 澪「さわんなって」 バチッ 梓「そんなの虚しくなるだけですけどね」 澪「小さいのを大きく見せることはできても、太いのを細く見せるのは難しいんだぞ」 澪「さわるな」 バシッ 梓「そんな気にするほど太ってないじゃないですか」 澪「お前らは食べても太らない体質なんて言うけどな、そんなの食べてるうちに入らないんだよ」 梓「でも……」 澪「さわんなって言ってるだろ!?」 梓「ちょっとくらい触ったっていいじゃないですか!!」 梓「まあ大きすぎても支障があるらしいというのはわかりましたよ」 梓「納得はいきませんけど」 澪「ほどよい大きさって言っても人それぞれだからな」 梓「唯先輩くらいがちょうどいいですよね」 澪「私たちの中じゃ一番バランスのいいスタイルかもな」 梓「私と澪先輩のを足して2で割ったらちょうど良さそうですよね」 澪「また嫌な流れになってきたなぁ」 梓「ぎゅーってくっつけてみたら上手くいきませんかね」 澪「上手くいってたまるか」 梓「ちょっと試しに乳を押し付けあってみましょうよ」 澪「くっつけてもくっつかないから」 梓「試してみないとわからないじゃないですか」 澪「地球人の身体は魔人ブウみたいにできてないんだよ」 梓「じゃあ澪先輩は誰かと胸を寄せ合ってみたことがあるんですか?ないですよね?」 澪「お前みたいな発想の持ち主に出会った試しがないんだよ」 梓「例の幼なじみは?」 澪「ああ、冗談っぽく言われたことはあるけどさ」 梓「あるんですか」 澪「目だけ笑ってなくて怖かったんだぞ」 梓「じゃあ私も冗談ですから」 澪「その目つきをやめろ」 梓「じゃあ片乳だけ貰えませんか」 澪「片方だけ貰ってどうするんだ」 梓「律先輩と山分けします」 澪「片方だけ残された私は?」 梓「片方あればいいじゃないですか」 澪「頭まで足りないのかお前」 梓「じゃあ両方」 澪「私の分がなくなるだろ」 梓「だいぶ減量できますよ」 澪「それなら余分な脂肪も一緒に引き取って貰うからな」 梓「それは自己処理してくださいよ」 澪「お前こそ自前の素材で何とか解決しろよ」 梓「胸がある上に痩せたいとか贅沢言わないでください」 澪「細身のくせに胸元の脂肪だけは欲しいとか図々しいんだよ」 澪「身体中の肉という肉を胸元にかき集めればそれなりの大きさになるだろ」 梓「………」 澪「………」 澪「気持ち悪いこと言うなよ!」 梓「澪先輩、さっきから黙って聞いてれば巨乳が邪魔で仕方ないみたいなことを言いますけどね」 澪「黙って聞いてた試しがないけどな」 梓「ムギ先輩が お金有り余って困ってるのぉぉ~庶民じみた生活が夢だったのぉぉ~ とか言いいながらこれ見よがしに札束を見せびらかしてたらどう思います?」 梓「少しくらいよこせよこのメス豚!って思いますよね?」 澪「いや別に 梓「脚と眉毛だけじゃなくて神経まで図太いのかよこの百合豚野郎!って思いますよね?」 澪「私はお前の発想が怖いよ」 梓「澪先輩には私みたいな貧乳の気持ちがわからないんですよ」 澪「貧乳がどうとかじゃなくて、人としておかしいだろ」 梓「私たちがどれだけ人並みの身体に憧れているかも知らないで!」 梓「ちょっと胸の脂肪が多いくらいで人を見下して!」 澪「脂肪って言うな」 梓「どうせ乳輪も大きいくせに!」 澪「にっ……うるさいよ!!」 梓「乳が大きいのに乳輪だけは小さいなんて都合のいい話がありますか」 澪「人聞きの悪いことを言うな!」 梓「昔から言うじゃないですか、乳輪の小さな巨乳などいないって」 澪「どこの変態が言ってたんだそんなこと」 梓「まぁ私ですけど」 澪「変態!! 変態!! 変態!!」 梓「そこまで言うなら見せてくださいよ」 梓「乳輪が大きくないことを私の目の前で証明してみてくださいよ」 梓「自分で脱ぐのが恥ずかしいと言うなら私が脱がせてあげますから」 スッ 澪「全部却下だケダモノ」 バチン 梓「えええ!?」 澪「なんでそんな心外そうな顔ができるんだ」 梓「百合漫画だったら貧乳コンプレックスの後輩に巨乳の感触を教えるという名目で 二人に変な気持ちが芽生えてきて一試合おっぱじめてるところですよ?」 澪「なにが一試合だよ」 梓「じゃあちょっとだけ舐めさせてください」 澪「なんで舐めるんだ!?」 梓「だってパウダーとかで乳輪の大きさをごまかしてるかも知れないから……」 澪「っていうか見せる必要すらないし」 梓「でも澪先輩のことを信じたいから……」 澪「お前の個人的な興味で見たいだけだろ」 梓「はい……」 澪「えぇ……」 澪「曲がりなりにも年頃の女子高生が人様の乳輪を見たいだの触りたいだの言うんもんじゃない」 梓「そうは言いますがね」 スッ 澪「人の話聞いてんのかお前」 バシッ 梓「言葉じゃなくて行動で伝えようと思って」 澪「見たくて見れるものなら誰も風俗なんか行かないし、性犯罪なんか起きないと思うんだ」 梓「世の中には本当にどうしようもないクズ共がいますからね」 澪「お前に言ってるんだよ、このクズ」 梓「できない理由じゃなくて、できる方法を探しましょうよ」 澪「お前ホントにメチャクチャ言うなぁ」 梓「どうすれば見せてもらえるんですか?いくら欲しいんですか?」 澪「金じゃなくて気持ちの問題なんだよ」 梓「じゃあ澪先輩と正式に付き合って恋人同士になれば見れますか?」 澪「付き合わないぞ!?」 梓「貧乳好きだって言うからちょろいかなと思ったのに……」 澪「誰が貧乳好きだなんて言ったんだよ! 貧乳が好きなわけじゃなくて、好きになったのがたまたま貧乳だっただけで…… 梓「えっ?」 澪「えっ、あっ……」 カァァァァ 梓「ちょっ、どこ行くんですか」 澪「なんでもないっ!!」 梓「自殺するんですか?」 澪「帰るんだよ!!」 ガチャッ 澪「律っ!?」 おわれ 戻る
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む、またスプーンがない 「ゅっ!ぴゅりんしゃんちゃべられにゃいにょ?」 いや皿にあけりゃ大丈夫だ プッチン、プリン ほれ、先食ってろ 「ゅ♪ゅゅ…おにーしゃんにょしゅぷーんしゃんがみちゅきゃりゅまじぇゆっきゅりまちゅよ!」 お、悪いな だが…なんでこうしょっちゅうスプーンとか自転車の鍵は次元の狭間に消えるんだ… ガラッ ガラッ ガラッ くそぅ何処にある… 「むーしゃむーしゃ!しあわせ♪」 あー、やっぱプリンは我慢できなか…ん? 「ゅ!だみぇだよ!おにーしゃんにょぴゅりんしゃんだよ!」「あら」 誰やねんお前。 「やくもゆかりさん、じゅうろくさい☆きがるに『ゆかりん』ってよんでね!」 それ…ゆっくり的にかなりお歳を召されてないか? 「しつれいね!ぴちぴちうまれたてのようじょに!」プクー どんだけだよ 「ぴゅりんしゃんかえしちぇにぇ!」ピョンピョン 「あらごめんなさいね、おちびちゃん」 おい、幼女? それよりあれ、うちの地味な贅沢なんだが… 「めんごめんご☆つい、べつばらぺこりんこだったから」テヘ …俺の知らない昭和のかほりがする… 「しょうじょしゅうっていってほしいわ!!」 …昭女臭? 「おねぇしゃん!ぴゅりんしゃんかえしちぇにぇ!」ピョンピョン 「そうね…かってにぷりんさんをとってごめんなさい… おわびのしなをさしあげるわ!」《にょん》コトン… Σうお!? Σ「ゅうっ!?」 なんだこりゃ…って、うちのスプーンだよこれ 「じゃあね、おにいさん!」 あ、待…《にょん》…て… …ほんとにあったんだな…次元の狭間 「ゅぅ…ぴゅりんしゃん…」 大丈夫だ。プリンはこうゆう時のために三個パックなんだ 「ゅ!よきゃっちゃ!ちゃんちょゆっきゅりできりゅにぇ!」 おしまい。 スプーンとかほんとにどこいくんだろう… by「とりあえずパフェ」 名前 コメント
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強がりに満ちた笑いの後は、現実に襲われる時間だった。 幻夜・フォン・ボーツスレーは死んだ。 ステルス鬼畜とサプライズパーティーの二人と共に。 その二人に勝利して放送を超えた後に、死んだ。 (……あれ?) ネコミミストは何か引っかかる物を感じた。 そう、それは確か……。 「……放送だ」 放送の時だ。 幻夜・フォン・ボーツスレーの名が呼ばれなかった、第二回定時放送。 だがそれだけではない。あの放送の死者の名には。 「第二回放送……ステルス鬼畜の名しか呼ばれてない!」 「まさか!」 それを聞いた666が死体に駆け寄る。 それは剣に刺し貫かれた岸田洋一の姿をした遺体だ。 脈を取り、傷の具合を診る。 結論はすぐに出た。666は首を振る。 「……いや、もう死んでいる。心臓を一突きにされたんだ、間違いなく即死していたよ」 「え……?」 その死体が、サプライズパーティーの筈だった。 ステルス鬼畜を仕留めたと高笑いを上げ、しかし逆に殺された男。 何か違和感を感じはしたが、残ったステルス鬼畜も間違いなく悪だと断じて、討った。 勝利の後に仲間との死別を経験する程の激闘によってだ。 だけど。 「じゃあ、どうして放送で呼ばれなかったんだ?」 何か致命的な見落としを予感させる、そんな不安が全身を蝕んでいた。 666は無言で立ち上がり、もう一つの同じ姿をした死体に歩み寄る。 ステルス鬼畜だと思われていた、ネコミミストにより顔面の半分と頸部を破壊された死体。 屈み込んで、その容態を診る。 そして言った。 「死んでいる。だがこちらは即死しなかったようだ」 「え…………?」 ネコミミストも死体に駆け寄り、そして息を呑んだ。 確かにその死体は、衝撃波により頸部の殆どが吹き飛ばされ抉れていた。 だが首輪が盾となったのだろう。 奇跡的に血管が、そして神経が、ズタズタになりながらも部分的に残っていたのだ。 「意識は保てなかっただろう。死も確実だった。だが、即死ではなかったようだ」 それはつまり。 「こっちの死体がサプライズパーティーだ」 「そんな……」 幻夜が危険人物だと言ったステルス鬼畜は、先に殺された方の男だった。 ステルス鬼畜は死の間際、サプライズパーティーに濡れ衣を掛けたのだ。 「それじゃ私が殺したのは誤解によって殺された……被害者……?」 「気にするべきではない。彼もまた危険人物だ」 666はそう言う。 どちらにせよ危険な相手だったのだから気にしてはいけないと。 「でも……もしかしたら話し合えて……そうしたら幻夜は……!」 それでもネコミミストは、素直にそれを受け容れる事が出来なかった。 人を殺した。誰かを傷つける者を。罪無き者を殺す者を殺した。 だけどそれが間違いだとしたら? 本当は悪人なんかではなくて、戦いを避ける方法が何処かにあって、 そして無理に討とうとしなければ、仲間が死なずに済んでいたとしたら? 「そうしたら幻夜は……むぐ」 「君は、良い子だな」 その嘆きを、666が抱き締めていた。 頭一つ分だけ大きな幼い体で抱き締めて、その罪を溶かしてしまう。 「ろ、666……」 666の指が、優しく髪を梳かした。 くすぐったい、柔らかな指の感触。 文字通り猫になったような不思議な気持ちになる。 「だが、保証は私がしよう。君はまだ道を誤ってはいないと。 君は正しいことをした事を、私が保証しよう。判断を間違えはしていないと」 「…………本当に?」 「本当だとも」 666は、優しい微笑みで応えて見せた。 「私を信じてくれ」 「666…………」 666はもう一度、ネコミミストを優しく抱き締めた。 罪への不安に震えるその小さな体から、やがてその震えが無くなるまで。 溢れる愛を篭めて、抱き締めていた。 ――そう、この痛みはもう要らない。既に与えてあるのだから。 666は捻れた愛を胸に秘め、優しくネコミミストを労り続ける。 ずっと、長いこと。 だけど、それでも。 確かに何時までも強がり笑いをしてはいられない。 でも、何時まで泣いてもいられないのだ。 やがてネコミミストは毅然と立ち上がり、地を踏みしめ拳を握り締める。 「もう、いいのかい?」 「うん……もう、大丈夫だ。ありがとう」 666の労りに感謝して、前に進むことを決意した。 666は安堵の息を吐いた。 「よし。行こう」 「ああ」 二人は立ち上がった。 前に進むために。だが。 「ONIICHAAAAAAAAAAAAAAAAAANNNNN!!!!」 彼女達の前には悪夢が立ち塞がる。 * * * デビル・シャリダム。コ・ホンブックから引き剥がされた悪夢の残滓。 校庭に現れた彼女は、ゆっくりと歩きだす。 その背中から翼のように伸びる触手が全てを包みこまんと大きく広がっていく。 夜の帳。悪夢の象徴。シャリダム自身もそれに覆われ姿を隠す。 それが、閉じた。 上から、左から、右斜め上方から、左上方から、正面から、右方から、前面全てから触手が襲い来る。 「たあぁっ!!」 叫びと共にネコミミストが右手の刀を振るう。サプライズパーティーの持っていた永遠神剣『冥加』だ。 正面下方から鋭く伸びる爪を持った触手を叩き斬り、返し上げる刀で右方から伸びた岩のような触手を打ち払う。 続けて伸び上がった右腋の隙を絡め取ろうと襲う無数の房を持った触手を左手から放った衝撃波で跳ね返す。 だが連続した右方からの攻撃に集中させた所に、左方から水気で膨れあがった触手が無数押し寄せる。 「こ、のお!」 無理矢理体をよじって触手の群を切り裂く。 しかし切り裂かれた触手は、バシャリと溜め込んだ水気をぶちまけた。 「…………ぁ」 万全の状態にある触手は色んな使い道が出来るのだ。甘く見たネコミミストの不覚。 ――ちなみに触手汁の主な効能は繊維質の分解、痺れ薬、媚薬、不妊治療、白くて滑って臭うだけなど物による。 「させはしない」 身を挺して666が割り込んだ。 降り注いだ触手汁はどうやら衣服溶解型だったらしく見る見るうちに666の燕尾服を腐食していく。 「666!」 「大したことはない」 ネコミミストは幸いにも殆ど影響を受けなかったが、前方からは更なる触手が押し寄せててきた。 次なる触手はスライム状。スライムもまた触手。薬液そのもののスライムが洪水のように襲い掛かる! (まずい――!) 息を呑むネコミミスト。その目前に投げられる何か。 「伏せなさい!」 666の声。咄嗟に反応したネコミミストはブックを押し倒して背後に伏せた。 次の瞬間、投げ込まれたそれは爆発した。 飛翔の蝙也の爆薬。割と地味なそれはこの場合に最も有効な手札だった。 ダメージの少ない、だが強く広い面の衝撃力を持った爆風が押し寄せるスライム状の触手を吹き飛ばす。 シャリダムに続く視界が、開いた。 「当たれ!」 間を空けず、666の手に握られたF2000Rから自動照準高速貫通ライフル弾が連射される。 放たれた無数の鉛玉がデビルシャリダムの肢体を穿つ。少女の体が衝撃で滑稽に踊る。 デビルシャリダムの少女の形は一瞬で蜂の巣にされて引き裂かれた。 「やったか!?」 ネコミミストの叫びを。 「いや、まだだ!」 666の叫びが否定する。 果たしてシャリダムは大したダメージを受けてはいなかった。 穿たれた無数の銃弾はぷつぷつと果物の種を吐き出すように排出される。 衝撃に引き裂かれた肉体が頭へと引きずられ元の場所に収められる。 「ONIICHAAAAAAAAAAAAAAAAAANNNNN!!!!」 見る見るうちに元の姿を取り戻したシャリダムは畏怖すべき咆哮を上げた。 ネコミミストは息を呑んだ。 「あの再生力はまさか……不死者、なのか?」 アニロワ2ndに登場する異能力の一つ、不死者。 不死の酒を呑んだ者がなる文字通り不老不死の存在。殺す方法は原作ではただ一つ。 「なら問題は解決だな。私達は既に切り札を持っている。いや、幻夜が持っていた」 「まさか……」 666はそう言ってデイパックからそれを取りだした。 幻夜すら未確認だった、ゲドー・ザ・マジシャンの未確認支給品。 ――不死の酒。 人を不死者に変える秘薬。起死回生の一手。 不死者を殺す方法は原作においてただ一つ。 同じ不死者が相手の額に右手を当てて心の底から『食べたい』と念じる事。 それにより不死者は『喰われる』。 肉体は一片すら残らず呑み込まれ、知識と記憶と経験は喰った者に受け継がれる。 つまりこの酒を飲めば、シャリダムを『喰う』事が出来るのだ。 「ネコミミスト君、時間を稼いでくれ」 「ダメだ、666」 そう言う666をネコミミストが制止した。 「それをあなたに使わせるわけにはいかない。あなたがそれを使っちゃダメなんだ。 判ってるだろう、それを使うとその時点の怪我も保存され、永遠に痛み続けるんだ!」 「仕方ないだろう。これを使う以外に手はない」 666は脇腹の傷を押さえて苦笑いを零した。右目の傷はもう出血こそ止まったが鈍い痛みを送り続ける。 666がこれまでに受けた傷は致命的なものこそないが、気休めにも浅いとは言えないものだ。 「永遠に続くと思うと少し憂鬱だがなに、耐えられない痛みではない」 「ダメだ。それはわたしが使う。どう考えてもそれが一番良いんだから」 「…………判っているのかい? それが、何を見る事になるのか」 不死の酒のメリットとデメリット。 永遠に生き続けねばならない苦痛。 「わたしにとってはその位、どうという事は無い。この年齢のまま永遠を生きるなんてむしろ私好みな位さ。 だけど君は……そうじゃないだろう?」 「それは……」 666にとって自らの生は永遠でも構わないものだ。 666はそういう側に生きている。 ネコミミストはきっと、違う。666はそれを知っている。 だけど、と。ネコミミストは歯を噛み締めて言った。 「でもわたしは、仲間が傷付くのはもうイヤだ。 戦っても、危険に身を晒しても、わたしはあなたに護られて傷を押しつけてばかりいる! もうそんなのはイヤなんだ! わたしが不死者の恩恵と呪いを受け容れれば、もっと何かが出来るはずなんだ! だから……おねがいだ、666! ここはわたしに任せて! きっと、なんとかしてみせるから!」 666は少しだけ沈黙して。 「――わかった」 重々しく、頷いた。 666は、ネコミミストに不死の酒を手渡した。 「ONIICHAAAAAAAAAAAAAAAAAANNNNN!!!!」 その瞬間、シャリダムは弾かれたように動き出した。 シャリダムは不死の酒が自分に何をもたらすのか知っていたのだ。 無数の触手がネコミミストを目指して殺到し、同時に別の一本が脇へと伸びた。 それは埋葬すべく寝かされていた幻夜・フォン・ボーツスレーの死体を取り込んでいく。 「な、幻夜……!」 「君の役目を果たせ、ネコミミスト!」 ネコミミストの動揺と666の叱咤。 ネコミミストはハッとなり不死の酒の封に手を掛ける。 無数の触手はもう目前にまで迫っていた。 「ネコミミストは私が守る」 大小の吸盤を備えた歪な蛸の如き触手が666の振るう鉄板の剣ドラゴン殺しに斬り潰される。 ドラゴンころしを振り上げながら、螺旋を描き絡め取るように襲来した触手をわざと左手に絡ませて動きを止めて、 続いて押し寄せた絵にするとモザイクの掛かるような卑猥な触手ごと、右手一本で振り下ろして叩ききる。 ネコミミストは封を開けるのを省略して衝撃波で栓周辺を吹き飛ばした。栓の開いた酒瓶に口を付けて―― ガチガチに硬い触手を力いっぱい振り下ろしたドラゴン殺しで折り砕く。 だがその裏に待ちかまえたぬるぬると滑る触手がドラゴンころしの勢いを削いだ。 瞬時、まるで針金のような触手が666の握るドラゴンころしに絡みつく。 「ぐっ、うああぁ!?」 パチリ。音と共に666が呻く。 ハードな用途の放電触手である。流された電流が666から握力を奪いドラゴンころしを地に落とす。 邪魔が消えた瞬間を狙い、上空から迂回した三本の触手がネコミミストに襲い掛かる。 666は舌打ちと共にゲート・オブ・バビロンの扉を展開し、撃ちだした。 緩やかに沿った西洋刀が三本の触手を百舌のはやにえのように串刺した。 だが、三本目は先程と同じくたっぷりの薬液で膨れ上がった水風船のような触手だったのだ。 引き裂かれた触手から弾けた大量の触手汁は、そのまま真下のネコミミストに降り注ぐ――! ネコミミストは、不死の酒を一息に飲み干した。 まるで滝のように、全身に触手汁が降り注ぐ。 今度の液体は衣服溶解型などという甘い物ではなかった。 一滴垂らすだけで貞淑な聖女でもとか無垢な乙女さえとか枕詞が付くアレである。 効能を発揮すればその時点で色々と規制的にヤバイ事この上無いアレである。 ていうか効き目有りすぎだろなんだあの夢のお薬是非一瓶下さいなってヤバ本音がいやいやとにかくアレである。 ネコミミストの全身に降り注いだそれは瞬時に全身の皮膚から浸透すると、 当然ながらこれまた瞬時にその色んな意味で危なすぎる効能を彼女へと発揮―― ;フラグが立っている場合は勝利ルートへ進む。 ;フラグが立っていない場合はBadEndへ進む。 ;※:大変申し訳有りませんが現在バグによりBadEndへ進む事が出来ません。 ; 有志によるパッチ制作をご期待ください。執筆元からの予定は有りません。 「………………」 ネコミミストは闘志に滾る瞳でシャリダムを見つめていた。 その意志は、汚されていない。 体は戦意で燃えている。 確かに、触手汁はネコミミストの全身に降り注いだ。 それは瞬時に全身の皮膚から浸透した。 その時点ではまだ、不死の酒も効能を発揮してはいなかった。 だがネコミミストの全身に浸透した薬液がネコミミストの神経を変異させるコンマ数秒前。 不死の酒は衝撃のネコミミストを不死者へと変えていた。 不死者となった肉体はその時点で保持される。 よって次の瞬間にネコミミストを作り替えんとした触手汁の効能は、不死の酒の再生効果で相殺された。 触手汁が肉体に変調をもたらす速度を、不死者の再生速度が上回った。 ネコミミストの戦意は今だ健在。闘志と戦意を瞳に燃やしシャリダムをじっと見つめている! 「ONIICHAAAAAAAAAAAAAAAAAANNNNN!!!!」 シャリダムが絶叫する。 目の前に生まれた脅威を肌で感じ、恐怖と怒りに満ちた叫びを上げる。 新たに生まれたのは無数の腕だった。 その全てが右手。先が右手型をした触手が数十と生え揃う。 それは人型を半端に残しているために完全な異形よりも尚おぞましい光景だった。 「喰らうつもりか」 666は呟く。 不死者は右手を相手の額に当てて『喰いたい』と念じれば、相手を喰う事が出来る。 つまりあの無数に生えた数十本の右腕触手が一本でもネコミミストの額に到達すれば、 ネコミミストは喰われ、彼女達は敗北してしまうのだ。 「666。……道は、作れる?」 「もちろんだ、任せてくれ」 666とネコミミストは見つめ合い、こくりと頷きあう。 「行け。君の道は私が護る」 「おねがい」 ネコミミストは一歩を踏み出した。 にちゃりと服に染み込んだ触手汁が粘り着く。かなり動きづらい。 「く……ふ、服なんて探せば幾らでもある!」 思い切って脱ぎ捨てた。べちゃっと重く地面に落ちる。 大体命の危機の前に恥ずかしいだのなんだの些事に過ぎない。 左手に永遠神剣『冥加』、右手は喰らう為に無手。装備は以上。 「世の中には女性は裸が一番美しいと言う男も居る。気にする事はない」 「あ、ありがとう」 赤くなりながらも666の言葉に頷いた。 そして改めて、一歩。 二歩、三歩。 ネコミミストは触手を密集させる悪夢に向けて、足から衝撃波を放ち特攻する。 666が必ずや彼女に道を作ってくれる事を確信して。 触手の津波に挑む、生まれたままの姿の少女。 「ONIICHAAAAAAAAAAAAAAAAAANNNNN!!!!」 シャリダムの咆哮と共に無数の右腕がネコミミストへと殺到する。 666が、叫ぶ。 「させん」 666の言葉と共に放たれたのは無数の矢だ。 何処からか射手に放たれた如き矢の雨は正確に触手の波を貫いた。 そのまま串刺しに射止めて再生まで遅らせる。 ネコミミストは見る見るうちにシャリダムへと肉薄していく。 「ONIICHAAAAAAAAAAAAAAAAAANNNNN!!!!」 だがシャリダムは尚も足掻く。自らの生存を賭けて蠢く。 ネコミミストの目前に、突如それは出現した。 「な――!」 幻夜・フォン・ボーツスレー。 シャリダムの触手に取り込まれたその死体がひび割れた巨大な剣ミロクを振り上げて――。 紅い一線が走った。 振り下ろされようとした剣に食い込んだ小さな紅い宝石。 それは砕け散り、輝きと共に力を解放する。 大剣巳六は死して尚酷使された幻夜の腕と共に、塵と化していた。 「やれ、ネコミミスト!」 666の叫び。 ネコミミストは一瞬のそのまた一瞬だけ死して尚利用された仲間を悼み。 「すまない。――おやすみ、幻夜!」 それを終わらせる為に、幻夜の胴を両断した。 両断された胴の向こうに、シャリダムの本体が見えた。 「はああああああああああああぁっ!!」 断、と。 右手をデビルシャリダムの額に叩きつけた。 (――喰いたい) ぞぶりという音がした。 ネコミミストの右掌がシャリダムを呑み込んでいく。 肉体を。 精神を。 シャリダムがネコミミストの一部になっていく。 シャリダムの全てが……ネコミミストの中に…………。 「あ」 * * * ネコミミストはいつの間にか森の中に立つ自分に気付いた。 周囲は暗闇に塗り潰され、うっすらとしか見えない。 「ここは……一体……?」 戸惑うネコミミストに言葉が掛けられた。 「あら? そこにいるのはもしかしてアニロワ2ndの書き手さんじゃないですか?」 「誰だ?」 声のした方を振り返る。 見るとそこには、闇よりも尚昏い漆黒の仮面が浮かんでいた。 「おまえは……誰だ?」 「それ、アニタちゃんの格好ですよね? だったらアニロワ2ndの書き手さんなんじゃないかなーって思うんですけど」 「……何を言っているんだ?」 返答は要領を得ない。 ネコミミストの姿はアニタ・キングの姿と合致しない。 だが人影はそれには応えず、言葉を続ける。 「――? ああ、ごめんなさい。コレじゃあ、誰だかわからないですよね」 人影は漆黒の仮面を外した。そこには先程までとは対照的なまでに白い、女の顔が浮かび上がった。 「こんばんわ。私は◆AZWNjKqIBQ――いや、ここでだとマスク・ザ・ドSだね。よろしく♪」 噛み合わない会話とその名前にネコミミストはようやく理解した。 その名は昼の放送で呼ばれていた。つまりこれは過去で、今が夜なのは開幕直後を意味する。 「ここは……コ・ホンブックの記憶なのか?」 デビル・シャリダム。 元はコ・ホンブックだった、コ・ホンブックから分離された狂気の澱。 その精神と、そこに繋がる経緯。 暴走するコ・ホンブックから初期状態のコ・ホンブックを取り除いた後に残された物。 それはつまり。 * * * 突如、びくんとネコミミストの体が震えた。 驚愕と動揺に目が見開かれる。 「…………ぅ」 微かな声が漏れた。 その右掌はシャリダムを呑み込んでいく。 * * * 「や、やめろ、来るな!」 ドSに向けて衝撃波を放とうとした。だが。 「――出ない!?」 当然だ、これは既に過ぎた事なのだから。 その内容を追体験しているに過ぎない。全ての経緯は既に確定した事。 ひうんひうん――と。風を切る不可視の獣が走る様な、そんな奇妙な音が聞こえた。 「あぐっ」 宙を舞った無数の糸がネコミミストを背後の樹に縛り付けた。 かつてコ・ホンブックがされたのと同じように。 だがこれは『記憶であって記憶ではなかった』。 何故ならコ・ホンブックは暴走していた頃の記憶を残しているのだから。 記憶という情報は既にコ・ホンブックが持ち去っている。 ならばこれはなんなのか? 「普通の人間が糸を操るなんてできるはずがないじゃないですか。――けど私は『ニンジャ』ですから」 ドSの指がゆっくりと、動く。 その度に鋼線は、舐めるように白い肌を伝い、嬲るように柔らかい肌へと食い込んでいく。 木々の間に張り巡らされた鋼線がギィン……と弦を弾く様な音を静寂の中に響かせる。 「う……あ…………」 全身の肌で感じる鋼線の感覚がネコミミストの記憶へと刻み込まれていく。 体験していく。 「暴れないで下さいね……怪我をしますから。じゃあ――」 ソレ。小さな掛け声が響いた。 今度はひゅるひゅると見えない蛇が空を泳ぐような音がし、続けて森の中に無数の白い破片が飛び散った。 澄んだ森の空気の中を舞い月光を跳ね返して雪の様に降り注ぐ、白いワンピースだったもの。 ネコミミストは冷ややかな夜気に晒された白い肌を震わせて、羞恥と恐怖に歯を噛み締めた。 体験を経た記憶がネコミミストに刻み込まれていく。 そう。 シャリダムの中に残されていたこれは、コ・ホンブックの軌跡だった。 体験する者という代行者が抜け落ちた、体験そのものだった。 * * * 背中が丸まる。何かに怯え身を守ろうとするように。 歯が震える。噛み締めてそれでもカチカチという音が残る。 「ぎ、ひっ…………」 その瞳に、恐怖が浮かんだ。 その右掌はシャリダムを呑み込んでいく。 * * * 「動かないほうがいいですよ。その糸、砥いでありますから引っ張ると喰いこみます」 「うぐ……っ」 ネコミミストはかつてのブックと同じように動き、後ろ手に縛られた親指を傷つけてしまった。 ブックが解放されて置いていった、ブックの味わったものと同じ苦痛。 「抗うと辛くなるばかりですよ。幸せは受け入れることから始まるんです。前を向いてください――」 漆黒の皮手袋に包まれた両手が、ネコミミストの白い顎を持ち上げる。 ブックはこの時、もう恐怖に怯えた瞳しか出来なかった。 だけどネコミミストは恐怖を噛み潰し、必死にドSを睨みつけてみせた。 記憶と体験の違い。 「不安な気持ちは忘れて、楽しい未来を思い描きましょう」 どんな心構えをしていても、感覚は同じように襲い掛かる。 ドSの手は顎から離れ、冷たく這いずる蛇の様にネコミミストの肌を伝い始める。 猫の肌を蛇がしゅるしゅると舐っていく。 「く、くそ……やめ…………あ……やっ…………!!」 屈辱を覚え、羞恥に怒り、不安に怯え、恐怖を感じながら。 ネコミミストはシャリダムに残された体験に耐え続ける。 * * * 歯の震えは最早はっきりがちがちと音を鳴らしている。 瞳に浮かんだ怯えは気丈な意志を徐々に呑み込んでいく。 666はネコミミストへ向けて駆け出した。 その僅かな距離が、余りにも遠い。 ネコミミストの右掌は尚もシャリダムを呑み込んでいく。 * * * 「く……そ…………」 全身を嬲りつくす指の蹂躙が過ぎ去る。 ネコミミストは恐怖と不安を必死に堪えて耐えていた。 「……~一筆書き、☆の絵には~。5つのトンガリがあるでしょう~♪ ……と、出来た」 見るとドSは意味不明な歌を歌いながら、メモに星を基調とした複雑な模様を描いていた。 その上には銀色の鋏が一つ。 間もなくそれは火花と煙を散らして奇妙な金属塊へと姿を変えた。 「錬金術……?」 「普通の人間である私が錬金術を使える訳ないじゃないですか。――コレは忍法『金遁の術』ですよ」 一瞬ドSが返事をした様に錯覚し、すぐに否定する。 恐らくはただの偶然だ。 ドSはその金属片を摘みあげ、ネコミミストの目の前まで持ってくる。 それは3センチ足らずの小さな、骨組みだけの傘のような形をしていた。 ネコミミストは寒気と胸騒ぎを同時に感じる。 (なんだこのサイズ……見覚えが……) ドSはすぐにその答えを教えてくれる。 「コレ見えます? 今からコレをあなたに刺すんですけど、見ての通り『返し』がついてて、引っ張って抜くと☆型に肉が抉れるんです♪」 「な…………っ!!」 全身の体毛が逆立った。 そして気付いた。シャリダムの胸に、丁度そんな大きさの傷が無数についていた事を。 何故、この『体験』がシャリダムの中に残されていったのか。 その理由は言うまでもない。 コ・ホンブックは情報としての記憶だけを持って救われた。 そう、救われたのだ。 そしてブックの心を壊したのは体験、言うならば感情としての記憶の積み重ねであり、 それを持っていってしまえばブックの心はまた壊されてしまう。 だから残された。 つまり言うならばこの記憶は――。 「や、やめ……う…………ッ……」 プスリ。 ネコミミストの視線の先で金属塊が胸の柔肌を突き刺した。 差し込まれた針の末尾には鋼糸が結ばれ、その糸はドSの手の中へと繋がっている。 ほんの僅かに指が震え、ゼロコンマ数ミリだけ糸が引かれた。 「――――ッ!」 歯を食いしばる。目を見開く。息が荒くなる。心臓が早鐘のように脈打つ。 全身が汗を吹き出し、まるで鋼鉄と化したように体が固まる。 世界が止まったような錯覚を覚えた。 …………プスリ。…………プスリ。…………プスリ。 「…………ふっ………………ぅっ! う…………きゅっ…………」 世界の音が消え去って、静かすぎる耳鳴りが聞こえ始めた。 口の中の唾が冷え切って冷たさを主張し始める。 …………プスリ。…………プスリ。…………プスリ。…………プスリ。 「…………いっ………………っ………………きっ………………ひゅっ…………」 漏れているのは声なのか、それとも吐息なのか判らなかった。 必死に落ち着け、意識を逸らせ、痛みに備えろと言い聞かせる。 鼓動は乱れ、意識は集中させられ、心構えすら出来ずに感覚が続く。 …………プスリ。…………プスリ。…………プスリ。…………プスリ。 「ひ…………ぁっ……ぁ…………きっ、ひ……いぁっ……ぁ……かっ」 噛み締めていたはずの歯はいつの間にか浮いていた。 生け簀から上げられた魚みたいにぱくぱくと口を開いて閉じて痛みを逃す。 「身体を固くしているとよけい痛いですからね。 リラックスしてください。リラックス。脱力ですよ。身体が水みたいになったってイメージするんです」 ドSは凍り付くほどに優しい口調でそう言うと、片手でネコミミストの頭を撫でる。 猫耳が撫でられ、思わずぴくんと体が震えた。 「きぁっ」 視界が真っ白に染まる激痛に硬直する。 ドSはそれに頓着せず、認識した様子もなくもう片方の手で糸を絞る。 「そしたら痛くないですから。とっても気持ちいいですから…………」 「や……やめ…………やめ……て…………」 ネコミミストの前髪をかき上げてびっしりと汗ばむ額にキスをあげると、ドSは持っていた糸を力の限りに引き絞った――。 ――詰まるところこの記憶は、追体験するだけで少女の心を容易く壊す地獄そのものなのだ。 * * * 恐怖に満たされた瞳の焦点は中空を結ぶ。 口が開いた。舌が伸び、喉が震えた。そして。 「ぎ、ひっ、あがっあああぁあああぎゃあああああああぁあぁあぁああああああああああああ」 ネコミミストは、身も凍るような悲鳴を吐き出していた。 ネコミミストの右掌は尚もシャリダムを呑み込んでいく。 * * * 「――………………………………………………!!!!!!!!!!」 体験の中ではネコミミストはブックと同じように、悲鳴を上げる事すら出来なかった。 ショックで死んだと思うほどの激痛を味わって、それでも死ぬ事は出来ない。 そもそもショック死と言われる物は、主に出血性ショックによる死亡なのだ。 元から心臓が弱ってでもいないかぎり、痛みで死ぬことは出来ない。 詰まるところ肉体が傷付く事の無いこの追体験では、どんな体験をしても死ぬ事は無い。 痛みが激しすぎて、意識を失う事すら出来なかった。 「あ、がっあが、あかっかはっがっああ……が……あぎゃっきああああぁあぁ……かっ」 開けっ放しの口は意味不明な呻きと共に涎を垂れ流し、眼からはぼろぼろと涙が零れていた。 「あ…………」 その視線の先にはドSの手があった。 手には無数の長い針が握られていた。 「大丈夫。大丈夫。ここから先はとても素敵だよ。とぉっても気持ちよくなれるよ……」 「や……いや、だ…………そんなの……は…………ああああ!!」 いやいやと首を振るネコミミストの腹部にドSは、針を突き刺した。 肝臓を貫き通すように何本も、何本も。 通常のものとは違う重くてゆっくりと染み入る痛みと、異物の挿入感。 乗り物酔いを何百何千倍にしたこの様な感覚。 身体が内側から引っくり返り内蔵が口から飛び出すような錯覚。 それは極上の苦痛だった。かつてブックが味わった、誰も望まない最高品質の痛みだった。 * * * 666の手の中で、小さな手鏡が何か映像を映しだしていた。 それは長い内容だったが、ほんの僅かな時間で上映は終わりを告げる。 現実の姿、ネコミミストにゆっくりと呑み込まれていくシャリダムの姿に重なった。 制限でも掛かっているのか、それとも酢飯細胞という異分子のせいか、捕食はとても遅かった。 それでもシャリダムは一切抵抗できずに呑み込まれていく。 * * * (痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛いいたい痛い痛いイタイ痛いいたい痛い痛いイタイ痛いいたいイタイ いたいイタイイタイ痛い痛いいたい痛イ痛いイタい痛いイたイいイタイ痛イいたイイタい イタイいたイイタいいたいイタイいタいイタいいたイいたい痛痛痛痛痛痛痛痛――――) 純粋な痛みの塊。 手を動かすのは痛い事。立っているのは痛い事。座り込むのは痛い事。音を聞くのは痛い事。 何かを見るのは痛い事。匂いは痛い。味は痛い。感触は痛い。思うは痛い。考えるは痛い。 痛い。痛いから痛い。痛いのも痛い。痛いけど痛いから痛くて痛むのが痛い痛い痛い…………。 思考を、閉ざすべきだったのだろう。 あるいは狂うべきだったのかもしれない。コ・ホンブックのように。 だけど幾つもの出会いと別れの中で、死に行く者達と666から多くの物を与えられたネコミミストは、 かつてのコ・ホンブックよりほんの少しだけ強かった。 痛みに全てを塗り潰された中でコ・ホンブックの軌跡は乖離剣エアを振り上げる。 (痛い痛いイヤだ痛いのはこんな痛いイヤだ痛いイタイ助け痛いイヤ痛い痛いこんな誰かイタイ助け 痛いどうにか痛い痛いイタイイタイお願いだから痛いイタイ痛いイタイやめ痛いそれはイタイ痛い 痛い痛いイタイイタイ殺しちゃ痛いいけないイタイイタイ痛いその人達は痛い悪くな痛い痛い痛い 痛いイタイイヤイタイイタイダメイタイダメ痛いダメイタイ止まって痛い痛いやめイタイ痛い痛い おねがい止めて――――!) 涙を流そうとも止まらない。痛いだけ。 逃げてと叫ぼうとしても声は出ない。痛いだけ。 助けてと願おうとしても考えられない。痛いだけ。 目をふさぐ事も考えを止める事も出来ない。痛いだけ。 全て痛みに塗り潰された中で。 コ・ホンブックの軌跡は、フォルゴレの姿をした書き手と、王ドロボウジンの姿をした書き手を殺害した。 * * * 「愛がなければこんなことはできない。あなたは正しいよ、ドS。……だが」 666はゆっくりと呑み込まれていくシャリダムの、切り離されている部分を抱き上げる。 シャリダムに取り込まれた幻夜・フォン・ボーツスレーの死体、その上半身だ。 シャリダムの一部といっても差し支えない、ゆっくりと再生しシャリダムと繋がろうとしているそれを。 「私は少しだけ、アプローチの仕方が違うんだ」 シャリダムを呑み込んでいくネコミミストの右掌に、押しつけた。 * * * (痛い痛い痛い痛い痛い痛いいたいいたいいたいいたいイタイイタイイタイイタイ……) 激痛に埋め尽くされた風景が。 「……ただの見世物ならばな。 だがこれは紛れもなく我々の前に突きつけられた現実だ。笑ってばかりもいられまい」 激変した。 (え…………これ……は…………?) 219 Blitzkrieg――電撃戦 (後編) 投下順に読む 220 さよならは言わないで。だって――(後編) 218 仮面の下の邪悪な微笑み 時系列順に読む 220 さよならは言わないで。だって――(後編) 199 かくて勝者は不敵に笑う 衝撃のネコミミスト 220 さよならは言わないで。だって――(後編) 199 かくて勝者は不敵に笑う 派手好き地獄紳士666 220 さよならは言わないで。だって――(後編) 183 第二次スーパー書き手大戦 第183話 了承!! デビルシャリダム 220 さよならは言わないで。だって――(後編)
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「ダメ、絶対!」 比呂美が眞一郎の申し出を撥ね退けた。 「えぇ~!そんな覚醒剤のコピーみたいなこと言わないでさぁ」 これだ。彼の眼差し。 夜明けの湖のように静かで透き通った瞳に何度自分は開かれてきただろう。心も体も。 が、しかしコレばっかりは例外だ。例外でなくてはならない。 「だ、だって・・・今までずっと、シテたじゃない」 「だぁかぁらぁ、今日だけ。今日だけなんだって、ね?」 あぁ、なんてくぁあいらしいの!そんな!卑怯よ! そんな風に、初潮も迎えてない少年のように囁くくせに、いざコトが始まったら豚が餌にがっつくように 私の骨の髄までむしゃぶるんでしょう!というか、むしゃぶって!・・・・・・って、いかん、いかん 「だって私たち、まだ学生なのよ」 むぅ、我ながらなんてテンプレートな反論。が、使い古されたが故の信頼度ともいえる。 「・・・でも、もうすぐ卒業だし・・・」 そう、卒業なのだ。これからは同級生の猥雑な視線を受けることもない。 誰憚らず、所憚らず彼と甘い言葉を交わし、蕩ける口付けを交わし、そして・・・おっと、そうはいかんざき。 「卒業だから?18歳以上だから?だからなーに?」 「いや、だから・・・・・・って待てよオイ。別に俺はそういうことじゃなくてさ。 ただ一度くらいつけなくてもいいだろってことをさ?ちゃんと外に出すよ」 「当たり前じゃないっ!」 「ひぅっ!」 キャーびびちゃってる!リスいたいに縮こまちゃって、またいぢめたくなっちゃう! そうよ、もっと怯えて。私の被虐心をビンビン突きまくって!ついでに私の子宮口も・・・っと危ない危ない 「・・・っていうか、学校で習ったでしょ。中で出さなくても妊娠しちゃうって」 「だってさぁ~、俺たちもう2週間もしてないんだぜ?」 「・・・・・」 2週間してなければ、生でできる。なんてチャレンジを出した覚えはないが、確かに一理ある。 眞一郎くんはしばらくコンクールに向けた作品制作でもうずっと作業場へこもりっぱなしなのだ。 絵本のことはよく分からないが、彼曰く「1分1秒でも多く描きたい」らしい。 とにかく、これは彼の将来に対する重要な試練であり、その成績如何で周囲の理解も 変わってくるのだから何としても、高き門を突破したかった。 と、いうわけで一時は猿のように朝、昼、夕、夜とギネスを目指すように淫行していた私たちが 悟りを開いたように、最近は指も触れなければ、口数も減っていたのだ。 「ようやく提出が終わって、比呂美とできると思ったのにさ」 「別に私は・・・そんなの」 「まーたまーたぁ?」 彼の細い指が私の髪を撫でるように梳き、温かい吐息を耳たびにそっと吹きかける。 それだけで心臓に蜂蜜を垂らされたように、私の鼓動は桃色の音色を奏でてしまう。 「だっ、だって・・・それとこれとは・・・べ、別でしょう?」 「別じゃないよ」 「え・・・っ!」 髪を撫でていた彼の右腕が、蛇のように首筋から私の胸元へ潜り込んだ。 「だって、俺はスゴクしたいんだよ・・・比呂美と、生で。比呂美の膣内へ、生で」 「そ・・・そんな、2回もいわなくたって・・・ひぅ!」 唾液をたっぷりとまぶされた彼の舌が私の耳の裏を舐める。 そのまま、ナメクジのように体液の道標をつけて、私の頬の軽く触れる程度に、チュッとキスをした。 「なぁ・・・比呂美だって欲しいだろコレが?」 「!!」 私の臀部に生温かく、ゴワゴワとした棒状の塊が押しつけられた。 布越しではあるが、張り裂けんばかりに反り返って漲ったその感触は、私の淫行スイッチを強制的にONにさせてしまう。 「ちょ、ちょっと・・・んんっ」 振り返った私の唇を彼の唇が塞いだ。 「んん・・・ちゅっ・・・んっ・・・ぷぁ・・・っん」 そのまま蛸のように吸い付いたそれは、ドクドクと喉に彼の熱い唾液を流し込んで嚥下させてくる。 「んくっ・・・ん・・・くっ」 一方で、舌でSEXをするようにして、私の舌を引き出し、絡め、味わい、誘導する。 「んんっ・・・あんっ・・・ちゅぱっ・・・あぁ・・・ふぅ・・・あ」 ゾクゾクと私の股間から蕩けるような甘い痺れが脳に伝わってくる。 ロブスターを殻の裏まで味わうように思いっきり彼の口を喰ってやろうとしたとき、 空を泳ぐようにあるはずの唇が消えてしまう。 「あっん・・・どうしてぇ・・・?」 眞一郎君が子猫をあやす様に私から唇を離したのだ。 私たちの間にはか細く輝く唾液の糸が、つり橋のようにかかり、その切なさを物語る。 「なぁ比呂美ぃ・・・」 彼は粘土のようにグニグニとまさぐっていた私の乳房から手をどけると、 背後から全身で温かく包み込んで、そっと囁いた。 「いいだろ?・・・しても?」 「・・・・・ん」 「ん?」 「・・・眞一郎君がどうしても、どうしてもしたなら・・・」 「ナニを?」 「もうっ!」 あまりに焦らすので、厚い彼の胸板をポカポカと叩いてしまう。 「あはっはっはっ・・・っっ、げっほ」 「あ、ごめん!・・・」 「ごほっ・・・いいよいいよ。ごめん。からかいすぎたな。で、いいよね?」 私は促されるように、しかし実は自ら待ち望んで同意の言葉を吐いた。 「うん・・・眞一郎君のオチ○チンを・・・生で私のオマ○コに、いっぱいいっぱい入れてください!」 warning! 以下、NTRを含む描写や、ギャグ調の展開にがらっと変わります。嫌悪感を抱く方をすぐ「戻る」を押してください! 「あぃや、待たれぃ!しばし待たれぃ!」 突然、部屋の戸がバネのように開かれる。 「うわぇっ!?」 「あら」 情事の熱気を吹き飛ばされ、呆気にとられる眞一郎、と冷静な比呂美。 「俺を差し置いて生とは千年早いわ早一漏!」 眞一郎の縮まった一物を糾弾するように指差す男。 「そそそ早漏ちゃうわっ!」 「まだ富山にいたんだ?」 動揺する眞一郎、と尋ねる比呂美。 ズカズカと室内に上がりこんでくるその男は・・・。 「とことん鍛えた鋼の体、見目美麗な甘い顔、富山一の好青年! 石動 純たぁ、ア 俺のことだぁ~!!」 バアァァーーーン!!と効果音と照明が轟きそうな名乗り。 「ししし知ってらぃ!」 「緑茶でいい?」 つい気圧される眞一郎、と台所へ向かう比呂美。 「フン。昼の日向にナニしてる輩に言われたくもねぇ。 が、何しにきたかと聞かれたら、そのナニしに来たに決まってらぁ!!! ・・・(ズズズ)うまい」 自分の股間を親指でかざして宣言する純。空いた手でお茶を頂く。 「おおおオマエは昔の男だろぅが!・・・昔の男だよね?」 「ありがと。お菓子もどう?」 自信のない眞一郎、と戸棚を開ける比呂美。 てめぇの決めた穴をてめぇの決めえたヤリかたで突き破る!それが俺たち富山県民だっ!! ・・・(バリボリ)うまい」 ガラッ!と窓から三代吉が、バァンと押入れから眞一郎の父が入ってくる。 「みみみ皆何しに来た!・・・ナニしに来たの?」 「みなさんいらっしゃい。ささこちらへ」 キョロキョロする眞一郎、と席を勧める比呂美。 「愛した女を紹介されど、結局振られて、それも無駄。パロも少ないこの仕打ち」 三代吉がむせび泣く。 「せっかく育てた甲斐も無く、家は継がない、娘は出てく。父の威厳も丸つぶれ」 父もむせび泣く。 「友も親父も無視されて、晴らさでおくかよ、この恨みぃい!」 2人揃って眞一郎を睨む。それに純も加わる。 「比呂美は!俺たちが生でやるぜ!!!」 「あぁっ・・・も、もっともっとぉ!んちゅっ、ぷぁっ・・・んっ、んんっ・・・ふぁあ・・・はあぁあ」 父が比呂美の口に、黒い男根を出し入れする。 三代吉はバックから彼女の乳房をこね回しながら菊門に肉棒を出し入れしている。 純は横たわって下から比呂美の膣内に何度目かの白濁を流し込んだ。 彼らは連携して、もう絶え間なく全身に精液を注いでいる。 「いぃぃい!!いっぱい!オチンポひっぱいぃ!いっぱいぃさえてひもちよくなっひゃうぅうううう!!!」 「・・・ぐしゅっ・・・ひっくぐ・・・えぅう」 その傍らでは、コンクールの不合格通知を涙で汚しながら、眞一郎が握り締めていた。 純はは突如NBAチームの特待生枠としてアメリカに留学が決定。比呂美もついていくらしい。曰く、 「思い出は昨日までのもの。お金と名声は明日に繋がるもの。 私、眞一郎君のこと忘れないわ。でも将来性のない初恋の男に尽くす、貞淑で清楚な女で終わりたくないの」 とのこと。眞一郎は明日から酒蔵の見習いとして丁稚の下で働くことになる。 「あんっ!おにいちゃん!もっと、もっとしてぇ!いっぱい精液注いで孕みたいのぉ!!」 「三代吉ぃ!どう?まだよ、もっと我慢して!また中で出したら許さないんだからっ!」 「いいわっ!あなたの中年チンポ最高っ!中田氏しまくって、頼りになる跡継ぎつくりましょぉおお!!」 「すごひぃい!4番のセックス最高!入れて、私の子宮に精子シュートしてぇ!!」 気がつけば愛ちゃん、眞一郎の母、朋与はじめバスケ部男女、丁稚や酒蔵の職人さんたちが集まり、 老いも若きも問わず、盛大な乱交パーティーが始まっていた。 淫欲に染まった夜はまだ続く・・・。 <end
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さよならといわないで【登録タグ さ アネモネ 初音ミク 曲】 作詞:アネモネ 作曲:アネモネ 編曲:アネモネ 唄:初音ミク 曲紹介 アネモネ氏の2作目。 歌詞 (Youtube概要欄より転載) 窓越しに見える あなたは笑ったようだ 知らない表情で 唇に紅茶を 滲ませた 一切の感情が 全て息をとめたようだ 隣にいる人は一体誰なの? ねぇ? 嫌になるよもう 体中ナイフが刺さったよう この鼓動 どうにか止めてよ 一体なにを信じればいいの もう元には 戻れはしないから 溢れ出した 血は もう止まらないわ 愛してるふりしたって もう全て分かってるから その頬を伝う涙も もはや悪魔が笑ってるでしょ 強がったフリしたって 心はサヨナラを拒んでいたんだ 零れた 涙は ナイフに変わってしまったようだ 綺麗な目をした あなたは もう居ないよ もう居ないよ たった一度の人生が ふっと終わりを告げたようで 生きる意味など もうどこにもないでしょ すれ違った線路に そっと足を踏み込んでしまった 手を振る姿が 消えてゆく 愛してるふりしたって 嘘ついたっていいから 愛してほしいの そばにいてよ けれど あなたの瞳には きっともう映らない サヨナラ…サヨナラ。 愛してるふりしたって もう全て分かってるから その頬を伝う涙も もはや悪魔が笑ってるでしょ 強がったフリしたって 心はサヨナラを拒んでいたんだ 零れた 涙は ナイフに変わってしまったようだ さぁ今日も眠い目擦って あなたのもとへ行こうか いつもより大きくなった部屋 悲しみの果てに サヨナラ コメント 名前 コメント